推定有罪の裁判官は、罷免せよ
痴漢裁判である。
痴漢被害者、痴漢狂言者、痴漢犯人、無実の犯人、目撃者、警察、検察、弁護士、裁判官などが登場する。
先ず、被害者証言の信憑性の裏付けは取れたか。
次に、容疑者証言の信憑性の裏はどうか。
物証はあるのか。その信憑性はどうか。
目撃証言に信憑性はあるか。
裁判は有罪か無罪かを判定する。それが真実か間違いかは、問題にならない。つまり、冤罪の可能性がいつでも存在している。
だから、疑わしきは容疑者の利益にならざるを得ない。たとえ、99人の真犯人を逃がしたとしても、1人でも無実の犯人をでっちあげてはいけない。
裁判には、3つのケースが考えられる。
1、 真の被害者と真犯人。
2、 真の被害者と無実の犯人。
3、 偽の被害者と無実の犯人。
それぞれのケースに有罪と無罪の可能性がある。我々の期待する裁判は、1の真の被害者と真犯人の場合のみ有罪になることである。
2では、真の被害者には残念であるが、真犯人がのうのうと生きながらえ、無実の犯人が制裁を受けるのであれば、この時点で真の被害者は無実の犯人に対して加害者となってしまう。
3は、全く論外である。しかし、警察や検察はこのケースを考慮に入れているのか疑問がある。
裁判は予断をせずに、客観的な証拠に基づいて判決を下すべきものである。この資質に欠ける裁判官はとっとと辞めるか罷免しなければならない。ただ司法試験に合格したというだけで、裁判官になれるというのは問題である。
また、裁判官の独立というが、公務員である以上、出世がしたいだろう。当然のことだ。ここで問題は、誰が人事権を持っているかということである。それは、最高裁が持っている。
つまり、最高裁の意向に副わない判決をすると、飛ばされる。左遷される訳だ。
では、最高裁の判事は誰が決めるのか。これは内閣が任命する。つまり、最高裁判事になるには、政府のために判決すればいいということだ。
有罪率が高いのは、警察、検察の優秀性が高いからでは無い。有罪になる可能性の高いものしか起訴しないからである。これは、国民の裁判を受ける権利を損なうことにつながっている。
また有罪率を下げないために、証拠を捏造したり、不利な証拠は隠したりする。
正義は、ここには全く入り込む余地が無い。
ここでは、推定有罪であり、疑われたら何を言おうが無駄である。警察検察は自白しか聞きたくないのであるから。
困ったことに警察検察は国家権力の象徴であり、我々の自由を奪うことが簡単に出来るからである。
我々はせめて密室での取調べを拒否し、偽造の出来ない映像の基での聴取を要求しよう。これは、警察検察にとっても、利益がある。なぜなら、不当な取調べはしていないという証拠になるからである。
しかし、このことに警察検察は賛成しない。賛成しないということは、不当な取調べが常態になっている、とみなされても文句は言えまい。
また、客観的証拠に基づかず、合理的論拠を見出せないので、強引な自白を強要することしか出来ないという、警察検察の能力不足を示している。
推定無罪であれば、犯人扱いは出来ないだろう。不当な拘留は出来ないだろう。しかし、実態は犯人として待遇され、人質司法と言う長期拘留を強いる。こんなことを許している裁判所は、政府の狗としか言いようが無い。
3権分立であれば、司法は行政から圧力を受けない。しかし、実態は内閣の下に裁判所がある。司法は政権の言うがままである。これを恥ずかしいと思う裁判官が何人いるのだろうか。
裁判官をまともにする方法がある。内閣が任命する最高裁判事を選挙で決めるのである。選挙といっても、選挙運動はしない。ただ、立候補者の過去の裁判を列挙するだけでいい。国民はその裁判記録を見て、相応しいと思う裁判官に投票する。これだけで権力の狗になる裁判官を排除できる。
また高裁の裁判官も同様の方法で選べば、下級裁判所の裁判官も次第にまともになっていくはずである。
こうすることで冤罪をなくし、警察検察の権力濫用を防ぐことになると思う。
また違憲裁判も容易になるだろう。
一部の特権階級に都合のいい変な法律も排除できるだろう。
腐臭漂う自民党政権を倒し、国民の幸福を実現する政権を樹立し、裁判制度を根本から改めよう。
参考
『それでもボクはやってない』 周防正行監督 2007年1月作品
| 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/213059/11078463
この記事へのトラックバック一覧です: 推定有罪の裁判官は、罷免せよ:
» 『樋口一葉「いやだ!」と云ふ』 [右近の日々是好日。]
こんばんは。今日は、T氏の『樋口一葉「いやだ!」と云ふ』(集英社新書、2004年)を読んで、私が考えたことを書きたいと思います。
私は、この本を読んで、人間としての活力を持って、時には「いやだ!」叫んで現実を批判しながらも、現実と格闘し、新たな「自分」「言葉」「現実」を生み出していくことが大切だと考えました。そして、「現実」を固定的なものだと捉え、「現実のなかで生きること」に対して無力感を抱えている人が多く存在する状況において、樋口一葉の生き方・文学に学べるものが大きいと思いました。
この... [続きを読む]
受信: 2008年3月10日 (月) 22時30分
» その48 本格復帰します−つまづいては起きての繰り返し/「少数... [「ちょっと、よってけらっせん。」−伊東勉のページ。]
こんにちは。伊東です。 本格的な記事制作は、3月になってはじめてになりますね。 2月末で夕方の仕事を終え、次へのスタートラインに立とうとしましたが、色々な事で自己嫌悪を覚え、しばらくは日々の最低限の仕事はこなしつつも何もできずにいました。 ここに具体...... [続きを読む]
受信: 2008年3月12日 (水) 10時44分
» 記憶喪失官僚、増田防衛事務次官に対する懲戒申立13日断行!〜正午、参議院議員会館第5会議室で発表 [情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)]
【転送熱望】2人の命を失わせた組織の事務方ナンバー1として、事故後の報告について記憶がないと言い放った増田防衛事務次官に対する懲戒申立が本日(13日)、防衛大臣宛になされる。何人であっても自衛隊員に対しては懲戒申立ができるという自衛隊法施行規則に基づくもので、呼びかけ人らはこの懲戒申立への賛同署名をさらに募っている。賛同する方は?氏名、?住所、?肩書き、?氏名肩書きの公開の可否、?一言をお書きのうえ、masudachoukai@yahoo.co.jpまでメールしてください。懲戒に関する決定が出るまで... [続きを読む]
受信: 2008年3月13日 (木) 05時26分
» こき下ろされる最高裁 [飯大蔵の言いたい事]
住基ネットに関する最高裁判決が出たそうな。
住基ネット:最高裁が「合憲」初判断 住民側の敗訴確定
毎日新聞 2008年3月6日 15時20分 (最終更新時間 3月6日 21時52分)
判決要旨はこの記事に出ている。末尾にさらしておく。... [続きを読む]
受信: 2008年3月14日 (金) 23時54分
コメント